立体的な空間の体験

 立体的な空間とは、たとえば吹き抜けや中二階、ロフト、視野が拡がる階段などがあって、空間が2層・3層になっている空間、それが感じられる空間を指します。保育施設やご家庭では、平面的な拡がりはあっても、立体的な空間を体験しにくいことが少なくありません。

 園庭などの屋外空間では、ジャングルジムや滑り台など高さのある遊具が置かれていることが多いのですが、屋内空間、つまり一定の制限のある空間(大きさが限定された空間)のなかで立体的な空間を体験できると、三次元の「空間」というものを理解するきっかけとなりやすいと言えます。例えば園庭で、ジャングルジムに登って周囲を見回しても、その向こう側の境界が茫漠としているので、「空間」は把握しにくいのです。

 三次元立体としての空間を体験することは、空間と自分の身体を把握しすることにつながります。また立体的な空間では、身体のいろいろな部分を総合的に使って移動したり遊んだりすることができるため、身体づくりにもつながります。

 とはいっても、療養空間では立体的な空間を用意することは事故や怪我の防止などの観点から、大きな立体的空間をつくることは一般的には難しいものでしょう。

 こちらのプレイルームでは、小上がり(写真左)の段差と、窓際のフラットなスペースとの間にテーブルにもなる台が置かれています。このような「高さの違うスペース」が隣接していることも、立体的な空間の一例です。

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