生活やくつろぎの雰囲気

 病棟で生活するこどもたちにとって、家庭の延長にある穏やかな環境のなかで、こどもたちが自然体にすごすために重要なことです。こうしたことは、こども達の情緒の安定につながります。また生活内に安心した空間があることは、こどもたちの安心感を与え、治療に対しての恐怖心を軽減させることもできます。

 穏やかな環境の演出には、やわらかさや、あたたかさを感じられる設えが有効です。具体的には、木質系やファブリック(布系)の素材を採り入れた環境づくりが挙げられます。

(富山大学附属病院)

こちらのプレイルームでは、木製の玩具や作り付けの棚がデザインされています。このようにこども達が遊ぶ空間に木質系やファブリックの素材を活用することで、穏やかな環境を演出することができます。

 柔らかさやあたたかさを感じるには色味も重要で、一般に、パステルカラーやナチュラルカラーと呼ばれている、明るい、すこし渋めの色調が落ち着きと柔らかさを醸し出します。  他に、間接照明や、白熱球(暖色系の色味の光の電球)を使った照明も穏やかな環境を演出します([光の体験]を参照してください)。

(足利赤十字病院)

 病室のベッド周り空間でも、壁やシーツ、カーテン、照明の色味や家具等の材質などで、穏やかな雰囲気をつくることができます。

(宮城県立こども病院)

 こちらの病室では、木質系の素材や明るい色遣いなどで、こどもの療養環境らしい雰囲気が演出されています。

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