表現する−絵画

 日々のさまざまな思いを、絵画や制作、音楽、演技、お話などによって表現することは、ストレス下にあるこどもたちの成長や生活の観点からとても大切なことです。

 こどもが描く絵のタッチや色彩から、こどもの心理状況を把握する取り組みは広く知られています。日常的に、継続的に画を描く機会を設けている事例で、ちょっとした心境の変化や家族との気持ちのすれ違いなどが画に現れるので、早期の改善ができるとの報告もあります。

 廊下に、こどもたちの作品が展示されています。楽しげな色彩の枠にきれいに飾られて、こどもたちと家族や、こども同士での会話のきっかけにもなっています。誰かが面白い技法で描いていれば、他のこどもたちもそれをまねして画を描いてみたくなるなど、創作意欲を刺激する仕掛けにもなっています。

 保育施設の事例です。保育室の一角に、工作や絵画などの制作遊びのためのスペースが確保され、関連する道具などが置かれています。写真の右側手前には流しがあり、このゾーンだけでさまざまな制作遊びができるようになっています。ここは、アトリエスペースと呼ばれています。空間に名前がついていることは、こどもや保育者にその存在や意味を認識させ、共有することができるための、重要な手がかりになります。

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