日課の可視化

 一日の流れが安定していると、こどもや家族が見通しを持って生活できるため、こどもたちが主体的に動くことができ、情緒も安定します。

 この病棟では、プレイルームの開放時間を掲示しています。プレイルームの開放時間を掲示することで、病院での規則を覚え、こどもたちの病棟へのなじみやすさに繋がります。

 保育施設の事例です。この園では、壁にかけられた時計に並べて、「起きる時間」「保育園に来る時間」などの一日の流れを時刻ごとの時針の絵とともに掲示しています。日課を可視化することが、こどもが自主的に次の活動に向けて準備をしたり、行動をしたりすることの支援につながっています。また、時間の感覚を養う仕掛けともなっています([時間の可視化])。

 こちらは時針の掲示が大きい場合や、写真のように生活場面の流れの説明に重きが置かれている場合などがあります。絵本の「そらまめくん」シリーズ(*)に出てくるキャラクターをモチーフにして、こどもたちが親しみやすく感じられるよう工夫されています([物語が編み込まれた環境])。

 ほかにも、週間・月間・年間カレンダーや行事予定などの掲示も、こどもが生活への見通しやイベントごとへのワクワク感をもつことを助けてくれます。また、一日、一週間、一ヶ月、一年といった時間の単位を理解することにもつながるでしょう。

*なかやみわ『そらまめくんのベッド(こどものとも傑作集)』,福音館書店,1999 など

関連するキーワード

トップページへ戻る