集団活動の機会

 集団活動の機会は、集団の規律を身につけるとともに、集団遊びのルールを守ることで、例えばゲームが成立することや、楽しく遊ぶことができるのだということを理解することにつながります。これによって、他者を大切にする心や協調性が育ちますし、他者との関わりを喜児、他者に対する愛情や信頼にもつながるでしょう。個人の成長としても、自立と自律の精神などにつながるでしょう。入院生活のなかで、他のこどもと関わる機会が減ることが一般的です。また、大人が世話を焼いてくれるために、入院が長期化するなかで社会性がうまく育つ機会をもちにくく、退院後に社会になじみにくくなってしまうケースがあることが報告されています。

 病院外の世界とは違う環境であればこそ、気をつけて自然な成長・発達の機会を用意することが大切でしょう。

 ボランティアさんによる、音楽会の様子です。みんなで歌を歌ったり、手遊びをしたりして過ごします。このような活動をきっかけに、こどもたちの仲間関係がつくられたり、深まったりしていきます。共通の話題ができることも、集団活動の機会の重要な効果のひとつです。

 こちらの病棟では、幼児〜学童までがナースステーションに隣接して設けられたスペースで一緒に食事をします。集まる理由があることは、交流の仕掛けとして重要なことですが、食事は日常生活に結びついているためその意義が高いといえます。食事をともにすることで仲間意識が高まりますし、ご家族を含めた関わり合いのきっかけになっています。

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