生活の振り返りの機会

 行事などを中心として、日々の生活を振り返り、思い出やその時々の想いを表現し、まとめておくことは、感情や記憶を整理するとても大切な機会です。

 これは保育施設の例ですが、この園では、イベントなどがあると、当日か翌日かにそのイベントを題材にした「印象画」をそれぞれのこどもが描く機会を必ず設けています。この活動によって、こどもたちはイベントを振り返り、そのときにあったことや感じたことを自分なりに消化し、表現するなかでその体験を自分のものとしていきます。印象画はこどもやご家族から見える場所に飾られ、こどもとご家族がイベントやその際の思いを共有するきっかけになっています。1年の最後にはアルバムのようにまとめられて、こどもたちの成長の記録としてご家庭に返されます([自己の成長の確認])。

 こちらは、なにかのイベントがあったときに、そのイベントの様子を写真やイラストなどで模造紙にまとめて動線上に掲示している例です。こどもとご家族、スタッフがこの様子を見て、イベントの振り返りができます。イベントに参加しなかった人にもその様子を話すなど、会話のきっかけともなっています。

 1年間の印象的な場面を写真で紹介して、1年の振り返りの展示をしている例です。例えばここにポストイットで思い出を書き込んで貼るなど、少々イベント性を採り入れたりすると、さらに振り返りの効果が高まるかもしれません。

 [時間の共有]で紹介している例のように、年間を通してのイベントなど含めた病棟での生活の振り返りの機会は、[自己の成長の確認]にもなりますし、入院したばかりのこどもやご家族がいれば、先の見通しをもつことや、期待感にもつながり前向きな気持ちをサポートできます。

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